Webデザイナーの年収が上がらない本当の理由|年収300万円台から脱出する5つの方法

Webデザイナーの年収が上がらない本当の理由|年収300万円台から脱出する5つの方法

「頑張って働いているのに、なぜか年収が上がらない」 「スキルアップしているはずなのに、給料は変わらない」

もしかして、あなたも同じ悩みを抱えていませんか?

実は、年収が上がらないのはあなたの努力不足ではありません。 Webデザイナーの年収には、知っておくべき「構造的な問題」があるんです。

この記事では、年収が上がらない本当の理由と、年収300万円台から確実に脱出する方法をお伝えします!

【1】あなたの年収は平均より上?下?まずは現在地を確認

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Webデザイナーの年収は、大きく4つの層に分かれています。 まずは、自分がどの位置にいるかを確認してみましょう。

第1層:年収250〜350万円(全体の約45%)

該当者: 未経験〜3年目、地方の制作会社勤務が多い
現状:デザインツールの操作はできるが、提案力やコーディングスキルは限定的

多くの人がここに該当します。
厚労省が運営する職業情報提供サイトjob tagでは、Webデザイナーの平均年収は483万円となっていますが、これは一部の高年収層が押し上げているだけ。

実際の最頻値はこの層です。


第2層:年収350〜450万円(全体の約30%)

該当者: 3〜5年目、デザイン +αのスキルあり
現状: 一人で案件を回せるようになり、簡単なコーディングも対応可能

この層に到達すると、転職市場でも一定の評価を受けられるようになります。


第3層:年収450〜600万円(全体の約20%)

該当者: 5年以上、専門性またはマネジメント経験あり
現状: 事業会社のインハウスデザイナー、制作会社のリーダークラス

ここからが「稼げるデザイナー」のスタートラインです。


第4層:年収600万円以上(全体の約5%)

該当者: 8年以上、高度な専門性または経営層
現状: CDO、アートディレクター、成功したフリーランス

この層は、デザイン以外の価値も提供できる人材です。


【2】なぜ年収が上がらない?3つの構造的問題

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問題1:「作業者」の役割から抜け出せない

多くのWebデザイナーが陥る最大の罠は、「指示されたものを作る人」で止まってしまうことです。

「このバナーを作って」
「この修正をお願いします」
「急ぎでお願いします」

こういった仕事はもちろん大切です。ただ、作業者留まりの仕事ばかりをしていると、どれだけスキルが上がっても単価は上がりません。なぜなら、このクラスの作業は代替可能だから。

抜け出すには: 「なぜこのデザインが必要なのか」を考え、提案できるようになること。


問題2:制作会社の受注単価が低すぎる

Web制作業界は価格競争が激しく、多くの制作会社が低単価で受注しています。 会社の利益が薄ければ、そこで働く人の給与も上がりようがありません。

特に地方の制作会社では、この傾向が顕著です。

抜け出すには: 高単価案件を扱う企業への転職、または事業会社への転職を検討すること。


問題3:スキルの幅が狭すぎる

「Photoshopができます」「Illustratorが使えます」だけでは、もはや武器になりません。 AIの進歩もあり、単純なデザイン作業の価値は下がり続けています。

抜け出すには:デザイン+αの価値を身につけること。


【3】年収レンジ別「脱出するための具体的行動」

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年収250〜350万円の人:デザイン以外の価値を身につける

▼最優先で身につけるスキル

  • UI/UXの基礎理解
  • ノーコードツールでの実装
  • マーケティングの基礎
  • 数値分析の基礎
  • AI活用での効率化

▼具体的なアクション
1日30分、3か月間「なぜそのデザインが良いのか」を言語化する練習をしてみましょう。これだけで、クライアントや上司との会話の質が劇的に変わります。

▼なぜこのスキルが重要なのか
現在のWeb業界では、「きれいなデザインを作る人」はAIでも代替可能になりつつあります。一方で「なぜそのデザインが必要なのか」を説明できる人材は希少価値が高く、年収350万円→450万円の転職時に必ず評価されます。

特に事業会社では、デザインは「売上を上げるための手段」として捉えられるため、ビジネス視点を持ったデザイナーは重宝されます。

実際、マーケティング基礎を身につけただけで年収が100万円アップした事例も多く見られます。


年収350〜450万円の人:「なぜ」を説明できるデザイナーになる

▼最優先で身につけるべき思考法

  • なぜそのデザインにしたのか、データや理論で説明できる
  • ビジネス目標とデザインを紐付けて提案できる
  • ユーザーの行動データを読んで改善案を出せる
  • A/Bテストの結果を受けて、次の打ち手を考えられる

▼具体的なアクション

  • Google Analyticsの基本操作を覚える
  • 「なぜこのデザインなのか」を毎回3つの理由で説明する習慣をつける
  • 競合他社の分析をして、差別化ポイントを見つける練習をする

▼なぜこの段階が重要なのか
この層は「作業者から提案者への転換点」です。年収400万円の壁を越えられるかどうかは、デザインスキルではなく「相手を安心させる信頼感」で決まります。

「デザインのことは○○さんに聞けば間違いない」と思われる人材になると、自然と重要な案件が回ってきます。なぜなら、チームリーダーや管理職は「失敗のリスクを下げたい」からです。根拠を持って説明できるデザイナーは、上司にとって「安心して任せられる人材」なのです。

実際、この思考法を身につけたデザイナーは、転職時に「即戦力認定」され、年収50〜100万円アップの内定を得ることが多くなります。


年収450万円以上の人:事業レベルでデザインを語れる人材へ

▼目指すべきポジション

  • 新規事業のデザイン戦略を一から立案できる
  • 経営陣に対してデザインのROIを数値で報告できる
  • デザインシステムを構築・運用し、チーム全体の生産性を上げられる
  • マーケティング・営業・開発チームと対等に議論できる

▼具体的なアクション

  • 売上やCVRなどのKPIに責任を持つ案件に積極的に関わる
  • 経営陣向けの提案資料を作成する機会を求める
  • 他部署との連携プロジェクトでリーダーシップを発揮する
  • 業界のカンファレンスで登壇や発表を行う

▼なぜこの段階では「信頼関係」が最重要なのか
年収450万円以上の層では、デザインスキルはもはや前提条件でしかありません。この段階で年収を決めるのは「組織全体を動かす力」と「経営陣からの信頼」」です。

例えば、新規事業のデザイン責任者に選ばれるのは「最もスキルの高い人」ではなく「最も信頼できる人」です。数百万円の予算と複数部署の連携を任せられる人材は、技術力よりも「この人なら確実にやってくれる」という信頼で選ばれます。

この層の年収差(450〜700万円)は、担当プロジェクトの規模の違いから生まれています。信頼を積み上げることで、より大きな責任と権限、そして年収を得ることができる段階です。


【4】年収300万円台から脱出する5つの戦略

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戦略1:制作会社から事業会社へ転職

▼なぜ年収が上がるのか
制作会社は「コスト部門」ですが、事業会社では「売上に直結する部門」として扱われます。ECサイトのCVR改善で月商1000万円が1200万円になれば、デザイナーの貢献は明確です。

▼転職のポイント
「売上への貢献」を履歴書でアピールすることが重要。制作会社時代でも「このデザイン変更でCVRが○%改善しました」といった数値実績があれば強力な武器になります。未経験でも、GA4の基本操作やCVR改善の基礎知識があれば十分戦えます。


戦略2:東京企業への転職(リモート含む)

▼地域格差の現実
同じスキルレベルでも、東京と地方では年収に100〜150万円の差があります。これは東京企業の方が扱う案件規模が大きく、予算も潤沢だからです。

▼転職活動のコツ
リモート前提の場合、コミュニケーション力がより重視されます。Slack、Zoomでの円滑な意思疎通ができることをアピール。また、地方在住の場合は「なぜその企業で働きたいのか」の理由を明確にすることが重要です。


戦略3:UI/UXデザイナーへのキャリアチェンジ

▼なぜ年収が高いのか
UI/UXデザイナーは「ユーザー体験の改善」という、より戦略的な役割を担います。アプリの離脱率改善や新機能の企画など、事業成果に直結するため高く評価されます。

▼狙い目の求人
「UI/UXデザイナー候補」「未経験OK」の求人から始めるのもアリです。SaaS企業や自社サービスを持つ会社も狙い目かもしれません。最初は年収400万円台からのスタートだったとしても、2〜3年で600万円超は十分可能です。


戦略4:副業で実績と収入を両方アップ

▼副業を始める順序

  1. まずは小さな案件から: ランサーズやクラウドワークスでバナー制作(1件5000円〜)
  2. スキルアップしながら単価UP: LP制作(1件3〜10万円)
  3. 継続案件の獲得: 月額保守や運用(月5〜15万円)

▼副業のメリット
単に収入が増えるだけでなく、多様な業界の案件を経験できるため、本業でのスキルアップにも直結します。特に、BtoB企業のLP制作経験は転職時に高く評価されます。

▼注意点
就業規則を必ず確認すること。また、確定申告や帳簿管理も必要になるため、freeeやマネーフォワードなどの会計ソフトを使いましょう。


戦略5:デザイン以外のスキルを習得

▼優先順位つきスキルマップ

  1. 最優先: マーケティング基礎(CVR改善、A/Bテスト、GA4分析)
  2. 次点: ライティング(セールスコピー、SEOライティング)
  3. 余裕があれば: 動画編集(After Effects)、基本的なプログラミング(JavaScript)

▼習得方法と期間

  • マーケティング: Udemyの講座を3か月受講(月1〜2時間)
  • ライティング: 副業でLP制作を受注し、実践で学ぶ(半年程度)
  • 動画編集: YouTube学習+実践で基本操作を習得(3か月)

▼市場価値の変化
デザイン×マーケティング」ができると、単価が1.5〜2倍になります。例えば、LP制作で「デザインのみ」なら5万円の案件が、「マーケティング戦略+デザイン」なら15〜25万円で受注可能になります。


【5】まとめ:年収アップは「習慣」と「信頼」の積み重ね

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Webデザイナーの年収は、漫然と働いているだけでは上がりません。

重要なのは、自分が今どの層にいて、次の層に上がるために何が必要かを理解すること。 そして、具体的なアクションを習慣化することです。

実は、年収が高いデザイナーの共通点は「スキルの高さ」ではありません。 「この人に任せれば安心」という信頼を、日々の小さな行動で積み上げていることです。

提案の根拠をデータで示す、期待を少し上回る成果物を提出する、他部署との調整をスムーズに進める。 こうした習慣が、気づけば「重要な案件はあの人に」という信頼につながり、結果として年収アップにつながります。

年収300万円台からの脱出は、そんな地道な積み重ねから始まります。 今日から、できることを1つでも始めてみませんか?

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